当たり前ではない「今」、当たり前のことをやる

 日本シリーズの観戦にあたって阪神の今季についての解説をいくつか読んだ。ベースとしてミスのない守り、攻撃のつなぎといった大前提を丁寧にこなしてきたようだった。

 スター選手だけではなく、皆がそのようにプレーしてきたのだということがにわか観戦者にもよくわかる瞬間がたくさんあった。捕球とカバー、送球を確実に。詰まった当たりでもとにかく打って塁に出て、次の打者へ回す。当たり前のことをシーズン続けてするのが、一番難しい。

 同時に横田のことがあったからか、「野球ができることは当たり前のことではない、という気持ちで」というコメントも選手から出ていた。やって「当たり前」とやれることが「当たり前ではない」の間で力の入り方も違ったのかもしれない。

 生きているという偶然性に甘えず、やるべきことをできると信じて、できるようになるまで、できるようになっても、ずっと丁寧に。そういうことを、今年のタイガースからは教わった気がする。

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 9時ごろ目覚める。寝袋から布団へ移動しごろごろするうちに四萬氏が今日終日休みます発言。丸一日どころか半日以上休むのは春先以来では。感慨深い。二人とも観たかった『SISU』を観にいく案も出たが時間合わず。起き出して日記タイム。

 昼食、ナンが出るカレー屋へ。キーマと日替わり、鶏とカボチャのカレー。普通においしい。その後散歩に出る。一緒に散歩とか初めて。飛行機が映える青空の下、散歩というよりしっかり目のウォーキングを2時間半。帰着後日記の続きを、と思うも寝落ちする。

 夜、再びのおでんと日本酒とともに日本シリーズ第7戦。「そらセーフよ」タオルに笑っていたら、ノイちゃん! その後も喚きつつ、あと一人。映る横田のユニフォーム、そして同期のクローザー・岩崎の登板で涙腺が崩壊するも突然のホームランで涙止まる。しかしそのまま打ち取ってゲームセット。おめでとう阪神タイガース

 そのまま関西ローカルの番組を日付が変わるぐらいまで観て笑い、喋り、帰宅。2時ごろ就寝。