よその「秋」を訪ねてみたい

 仕事と死闘を繰り広げているうちにハロウィンが去った。ニュースは横目に見ていたが、実感したのは各種店舗の店頭である。年賀状! グリーティングカード! カードから流れる、何ビットかわからないチープな音色の「ジングルベル」をBGMに、まだ変えきれていない売り場をメンテする姿もちらほら見かけた。

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ブーメランを自分で受けるために日記を書く

 今、11月1日の午前4時45分になったところである。残業したため明日(というかもう今日なのだが)はギリギリまで寝ていたく、寝る前に投稿しようと目論んでキーボードを叩いている。つい先程まで11月1日の4:44というダブルゾロ目だったのだが、「ふと見たら4:44」というシチュエーションが初めてだったので思わずコンピュータの時計を凝視してしまった。

 4:44。小学校〜高校ぐらいの児童生徒であればホラーみでゾッとしたかもしれないし、あるいはご同輩のこの時間にまだ起きている人たちも、なんらかの縁起の悪さを感じて気分が落ち込むことがあるかもしれない。

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物欲に、失敗を見て考える

 はてダを見ているとレコメンド記事や持ち物一覧などを度々目にする。美しい携行品、便利そうな装備品はじめ、いいなあと思うものがたくさんある。となれば湧き上がるのが物欲である。

 お財布と美意識が許す限り購入する方向になりがちだが、問題になるのは「過去にうまく使えなかったもの」だ。今も目につくところに使わなくなってしまった手帳が鎮座している。

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自分で呪いをかけていないか要注意

「白と青、かわいいね」と夏の終わりに四萬氏に言われた。その日はオーバーサイズの白Tシャツにスキニージーンズというありがちな組み合わせだったが、話を聞くと黒っぽい服が多かったから、ということだった。

 確かにクローゼットの中は白と黒が多い。この秋口だと色があるものはブルージーンズ1本と妹にもらったサンドベージュのTシャツぐらいだ。服の色を考えるたび、母が買っていた暗い色の子こども服、というような本のタイトルがチラつく人生だった。

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ちょっとしたことでも広がる楽しさ

 ビールが得意ではない。元々炭酸飲料や冷たいものが苦手なところにあの発泡、冷えているのがスタンダードな提供スタイルである。ラガーの苦味もネックだった。ある時黒ビールならまだいけるのでは、と気づいたが、少数派のようで見かけない。まあ産地に行くとか何かのイベントの時かな、と一旦忘れていた。

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